『Being -君がいた日-』は、選択肢なしのビジュアルノベルです。3つのシナリオが収録されています。
ある1つのコンセプトを元にした3つの物語――、あなたは最後に何を想いますか?
――誕生日、おめでとう。 今日は娘の誕生日。主人公、千歳(ちとせ)は最愛の夫と共に、それを祝う。 素敵なプレゼントに、少し奮発したレストランでのおいしい料理――。 幸せだった。あたたかな家庭がそこにはあった。 それは、何でもない日常の1コマのお話……。 |
少年はビルの屋上にいた。 屋上から見下ろす夜景を、別の世界から眺めているような気がした。 少年はこの場所に、自らの生涯を終わらせに、自殺しに来た。 ――やめた方がいいわよ。 ふいに聞こえた少年を止める声。この瞬間から、絶対に出会うことのない、少年と少女の物語が始まった。 |
――桜の下には、なにがいるの? 専門学校に通うため、明日香(あすか)は”この街”へ引っ越してきた。 街を見渡せる小高い丘、そのてっぺんに聳える桜の木。 そこで私は『さくら』と出会った。大切な、大切な、友達と……。 |